2012年5月15日
本当、いつの間にか受刑者になっていた
判決から二週間で控訴期間が終わる
納得いかなくても刑はスタートする
こんな簡単に人は刑務所に堕ちるのか…
2012年3月16日 刑が確定した
大麻取締法違反2年8月
未決拘留期間2月を引いて2年6月
判決の日が2012年3月20日なので刑のスタートは2012年3月20日
満期は2014年9月2日
浮世に帰れるのは翌9月3日
9月3日……!?
4月20日に並び、とても大切な日である、9月3日
それを告げられた時、思わずニヤッとしてしまった、にしても永い…
そして髪を五分刈りにしてもらった、よく似合っている
やっぱ前世が坊さんだけあるよなあ
普通にまじめにやっていれば刑期が短くなると言われた
普通…?という顔をしていたのか
「普通がわからないのは大人ではない」と言われた
そっかー…、大人ってなんだろう…
2012年3月22日 刑務所に堕ちる
刑ム所と書いてると気分まで落ちるから、ここからはプリンズって書きます
ここは福島プリンズ、ホテルみたいだ
そう思おう
福プリに堕ちる前に全裸になって体のチェック
イレズミ、欠損がないかを確認される
その際に「ちんちんにイタズラしてないか?」と聞かれた
中学生の頃、仮性包茎を治そうとハリガネを巻いて寝て、翌朝、起きたらうっ血して先っちょ落ちそうになったことがありますって応えようと思ったが、やめておいた
拘留場から私物を台車に乗せてプリンズをくぐった
声がよく響く建物の中で、プリンズの基本を教わる
あまりにも浮世とかけ離れていて胃がキュッとなりガビーンとなった
その後、自分の私物に番号を書く「2899」ここ福プリでの番号だ
そして第三舎房1階28室が今の処の居室になった
「今の処」というのは、ここからどこのプリンズという段階に居るからだ
それを「考査」という
どこのプリンズに行くのかというのはとても気になる
やはり、冬は寒くない方が良いし、夏は適度に暖かい方が良い
そこで心理テストや学力テストを受けた際に基準を聞いてみたところ、「企業秘密です」とサラッとと流された
(話がそれたが)居室の28室に入ると先客が居た
年配の方がだ。間取りは3畳1間に1畳のトイレ。拘置所と一緒だ。そこに、成人男性が2人、寝食を共にする
その人は指先の部分がない軍手をはめて、ナニかをチギっていた。
よく見るとボール紙を細かくチギっている
何をしてるのか聞いてみた
「仕事です」って
―――――ショックを受けた ここまでとは…
また、指先のない軍手が更に悲壮感を増すわけですよ
ボール紙をチギって細くなった紙片が完成品らしい
それをビニール袋に集めていた
なんてことだ、受刑者とはここまでアレなのか?
体罰はないと聞いていたが、決定的に心罰だ
何の為に、その紙をチギっているのか尋ねると、会津の工芸品の「おきあがりこぶしのダルマ」の原料になるとのこと
―――――もう、ダルマを買えない
この日、大風呂というのに入った
風呂は無言でキョロキョロせずに入る
体を洗って湯につかる、15分だ
背中に絵が描いてある人が沢山居た…
なんて所に来てしまったんだ…
部屋に戻り、同室の方に自己紹介をした
その時、オナニーについて聞いてみた
今まで一人部屋だったから、二人部屋になり、大きく変化したのは、そこの部分
ぼくにとってとても重要なことだ
「それは絶対ダメ」と即答された
まあ、確かに3畳1間に男二人で、その内の一人が隣の布団でスコスコしてるのも気分的にアレだよなぁと思った
で、実際に布団を敷いて横になってみると、1M 以内にその人が居る
唯一の楽しみが…
こうして、ぼくのプリンズが強制的にスタートした
鳥のさえずる音と音楽で起床時間なる
毎朝、その目覚まし音を聞いて思うことは同じだ
ハ―――…現実だ…ガックリ…
その上、目が覚めて、まず目に飛び込んでくるのが窓の外のオリ
これにやられる、いきなり出鼻をくじかれる
ある意味、秀逸なデザインだ
さらに、ドアノブのない扉に目をやると、隷書体チックで“矯正協会”と書かれたカレンダーが貼ってある
「矯正…」恐ろしい響きだ
歯や骨の矯正は知っていたけど、まさかの…
こうして1日が始まるのだ
行動訓練というのが、月~金の朝にある
「キヲツケ」、「ヤスメ」などの姿背や歩き方などを習う
プリンズの基本とのことで、かなり厳しく、毎朝胃が痛い
「キヲツケ」と初めて聞いた時、気を付けて注意することかと思いきや、手の五指をつけ体側にピシッと合わせ直立不の姿背なる
「ヤスメ」も休んで良いのかと思いきや直立不動の姿背から左足を肩幅に聞く姿背、どの辺りが「ヤスメ」なのかさっぱり分からないが、ここでの生活において疑問を持つと自分が辛くなるので、そういうものだと考える様にしている
行動訓練のあと、10分程他の人と話す機会がある
留置所から一緒の人との会話になるが、毎度仮釈放の時間の目安の計算方法とどこのプリンズに堕ちるのかという話
ぼくに限らず、みんな早く帰りたいのだ
色々聞いてみて分かったことは「真実が分からない」いということ
よく聞く計算方法に、サンピン、ヨンピンというのがある
おそらく、3ピン4ピンと表記すると思う
刑期を月数に直して、それに0.3をかけて、その数を刑期から引く、残った数字が刑期ということ
ぼくの場合は30月だから、30×0.3=9で30-9=21
3ピン計算の仮釈放だと21月で浮世に帰れるということ
4ピンは、0.3がけを0.4がけにする計算
もうひとつの3ピン説がある
刑期に1/3をかけて、その数を全刑期から引くというもの
この場合の4ピンも同様に、刑期に1/4をかけて、その数を全刑期から引く
さらに、「半年引き」という説もある 全刑期から6月引くという説
こうやっていろいろな説があるが、結局よく分らないという話し
みんなこういうのを寄る辺にして、心が折れない様にしているっていう話しでした
ちなみに、ぼくを担当してくれた弁ゴ士は、
「最近、仮釈放はなくなってきましたよ」と痛いことを言っていた
仮釈放中に悪さをする人が後を絶たないからだそうだ
あまりにも痛い話しなので、みんなには言っていない
どこのプリンズに堕ちるのか…も同様にいろんな説がある
福島に初犯は居ないという説
福島にも初犯工場はあるという説
初犯で福島は刑期が短い人という説
初犯は山形という説
初犯で大麻は黒羽という説
初犯は喜連川という説
初犯は島根という説
年齢によっては、佐賀少年プリンズという説
年齢、何の罪か、浮世での経歴を見て考えるそうだ
みんな、どこのプリンズに堕ちるのかドキドキしている中
「どこも一緒だよっ、それよりも早く雑居部屋に行ってテレビを見たい」という人も居る単独室はテレビが見れないのだ
ぼくが居る所はテレビを見れるが、ラジオを聴いて読書している人、それぞれだ
そうそう、内容的にあまり話題にならないが、国の祝事の時にあるという「恩赦」にぼくは期待している
しかし、これも、全ての受刑者対象という説もあれば、重罪人だけという説もある
結局どれもよく分からないという説
2012年12年22日のマヤ歴がら終る日、この日を境に 全てのウソがバレればって期待している
今日も浮世の皆さまの尊い血税で生かしてもらってありがとうございます
2012年4月4日 釈放までのこり877日
Jahまた!!
2012年4月11日
そうそう、取り調べで、携帯電話のアドレス帳のリストを見せられて「こいつは誰だ?こいつは吸っているのか?」
と聞かれました。
「あ~、これがうわさのアレね…」
って思いました(笑)
「それは、友達です(吸っているかどうかは)知らないっす」
って、答えてたんだけど、
「知らないっす」
っていうのが口グセにんっちゃって
「ここの弁当うまいのか?」って聞かれて、
「知らないっす」って答えちゃいました。
そしたら、
「お前の『知らない』は信用できん」って言われました。
とにかく、ずっと80何日間そればっかり。
普通の会話をしてて、「はい、はい、そうです」
とか話してたら、突然、例の質問、
10回クイズか!?(笑)って話しですよ。
「っさ~?知らないっす」
みたいな(笑)
2012年4月10日
更新が全くなく『交通事故にでもあったのか?』
と心配されている方、すいません。
私、護美三朗、塀の中におります。
2011年11月11日 満月
友人と福島の線量が下がれば良いなと軽トラックで30km圏内をドライブ中、職ム質問から、大麻所持で逮捕。
荷台から3.4kgの大麻が発見され、2年6ヶ月の実刑。
となりました。
珍道中がまさかの獄中記。
放射能が嫌で線量計を持って日本各地で線量の低いところを探して旅してたのにまさかの福島stay。
一体、何がしたいのだと、何をやってるんだ 俺は〜!バカタレ〜(笑い)
第三審のセリフ合わせ -目指せ執行猶予! -
日本は劇場国家だ。国会劇場然り、裁判劇場然り。
弁:捜査機関には、大麻が身体に良いと言っていますが、今ではどう思っていますか?
護美:体に良いですよ
弁:そうくると思いました・・・。検事も裁判官も体に悪いと思っているので、執行猶予が欲しかったらそれなりの・・・・。
護美:はあ・・・100点の答え・・・教えてください。
弁:大麻は体にとって非常に危険なものだと分かりました。
護美:ちょ、ちょっと待ってください。メモるんで・・・。科学的根拠がないですよね、それ。
弁:(無視しつつ)で、お母さんをはじめとして、家族に迷惑をかけて、持っていること自体、悪いことなんだなあと思いました。
護美:・・・。いや、これ、大麻取締法自体が・・・。う〜ん。
弁:ぼくがこの質問をしなくても裁判官がしますよ。
護美:はあ・・・。
弁:次、大麻取締法の目的を考えたことはありますか?
護美:はい、敗戦後、GHQに押し付けられた法律で、日本人の精神的支柱を抜くためだったり、隷属させるためだったり、石油製品を使わせるためだったり、製薬業界がお金儲けをするためです。
弁:いや、それを言ったら・・・。
護美:本当の事を言えないって辛いっすよね。ウソを言うって辛いっすね。
弁:そういう国なんで・・・。ここは、乗っかってください。
護美:100点の答えを教えてください。
弁:日本国民の健康を守るためです。
護美:えー!!いやいや、それウソじゃないですか!?
弁:検事も裁判官もそう思ってるし、信じているから・・・。
護美:医療に使っている国があって、同じ血の色の人間で・・・う〜ん。
弁:・・・。僕がこの質問をしなくても裁判官がしますよ。
護美:はあ・・・。
弁:次、その目的は理解できましたか?
護美:はい、理解できました。
弁:100点です(笑)
弁:次、大麻は人体にどういった悪影響がありますか?
護美:え?ないと・・・思いますよ・・・。
弁:それ、当日までに考えておいてください。
===================
第三審当日 様々なやりとりがあり例の質問へ
弁:大麻は人体にどういった悪影響がありますか?
護美:はい、ご飯をいっぱい食べちゃったり、リラックスしちゃったり、笑っちゃったり、よく眠ちゃったり、会話が弾んじゃったり・・・。
弁:(目で「それ、否定語にしてるだけ!!!」)すごい目してた。
護美:あ!!あ、あと・・・す吸いすぎると、のどが・・・のどがはれる?
弁:・・・。目を閉じてた(笑)
2011年8月26日
数人で近くに隠れているよりも、
1人が立っているだけで、
良いんです。
みんな止まると思いますよ。
「おつかれさまでーす♪」
(にっこり)
「どーもー♪」
(にっこり)
みたいな。
そんな挨拶をしてる風景が目に浮かぶ。
敬礼しちゃったりしてさ。
そういう風になったら良いのになーって、思っています。
2011年8月19日
東北の震災復興事業を、時の首相の手柄にさせたくないという理由でストップをかけているヤカラがいるらしい。
大の大人が、まさか優先事項を間違えるとは思えないんだけど、この国はありえそう。
2011年8月5日
8月3日水曜日、14時から船橋の歯医者。
治療後、千葉県の房総半島にある「安房神社」へカーナビをセットする。
千葉の行きたいところのひとつだ。
到着予定時刻は20時をまわっている。
距離にして100㌔ぐらいだったような。
(おぼえていない。)
半分の50㌔ぐらいで野宿すれば良いか。
(計画性なしである。)
途中、何年か前にAWA PEACE GATHERINGに向かったときの道に出た。
友人のYが運転していたのを思い出す。あのとき、ぼくは普通乗用車の大きさにびびって運転できなかった。
その前だったか後だったかおぼえていないが、本来、直進方向だったが、左折に「鴨川」とあった。
「自分の良心に従って、わくわくする方を選ぼう」
友人に教えてもらった言葉で、いま、ぼくの中でナウい言葉だ。
鴨川といえば、亀山湖。
(ぼくの場合はね。)
ダムな感じだし、あの辺でてきとうに野宿すれば良いか。
とちゅう、亀山湖C.C.のマークの麻の葉柄をちょいちょい目にするも、なかなか着かない。
さらには亀山湖C.C.のマークの麻の葉柄も目にしなくなった。
(うーむ)
道を間違えた系だと思うなーっと思った矢先に飛び込んできた牧歌な景色。
思わず車を降りてパシャパシャ撮っていたら、牧歌な景色に似合うご主人が現れたので亀山湖の行き方を聞いてみた。
やっぱり、進行方向に対して逆だった。
どういうわけか、途中からルートを逸れていた。
(ちなみにナビは点けていなかった)
話を聞くとどうも距離がある。
日没も迫っているし、近くに野宿できるところがあるか聞いてみた。
4㌔ぐらい先にキャンプ場みたいなのがあるらしい。
行ってみた。
うーん。
というかキャンプ場に泊まるというのがそもそもイマイチ。
だってお金払うんだよ。
日本銀行券。
日本銀行の借用書。
いくら「せまい日本なんたら」って言っても軽トラックと一畳ちょっとのテント。
そのくらいキャパあんでしょ日本チャチャチャ♪
そうこうしている間に夕闇が。
いままで鮮やかな緑色をしていた木々が黒く。。
闇夜の時間がやって参りました。
ふとナビを見ると温泉が。
とりあえず、のんびりしよう。
テント張らなくても荷台でゴロンだ。
と思いつつも、
温泉のエントランスでテント張れるところがないか聞いてみた。
そしたら、「町営の駐車場は職員の人が居ないから朝の8時くらいまでだったら大丈夫」(ってぼくが言ったって言わないでくださいね。なにかあっても。ってね)という情報をゲット。
それを聞いて、ほっこりと温泉してきた。
駐車場にテント。
アスファルトにテント。
うーむ。
と思いながら山道を走っていると左側に空き地発見。
ナビを見ると粟又の滝とある。
国道沿いの空き地だけど夜だし眠いし、まー良っかと荷台に寝床を作った。
コンパネというベニヤ板の厚いバージョンの板にヨガマットみたいなのを敷いて運転席の上から荷台の端まで蚊帳を引っ掛けてその中に潜り込むも、
お腹が空いてきた。
簡易的な囲炉裏のような道具に、だれでも着火できるという触れ込みの炭をくべる。
雑巾絞りしたみたいな新聞紙に火を着け、炭の下に入れる。
ライターと新聞紙と「この炭」があれば、ぼくでも火を起こせるのか。
そこに網を敷いて椎茸を乗っけた。
しばらくすると、香ばしい香りが漂ってくる。
あ!
箸がない!
ぼくは「お箸」という概念をすっかり忘れていた。
とりあえず、棒を作ろうと、新聞紙を丸めていた。
その新聞紙の棒で、別に広げた新聞紙の上に椎茸を落とし、手づかみで「うまいっ!」とやっていた。
お腹も落ち着き、一泊のお礼に音楽を。
星空の下で虫の音と競演できたと思う。
健やかな眠りに誘われ荷台に横になった。
横になってからどのくらい経っただろうか。。
何かの気配を感じた。
様子が掴めないぼくに2つの光が当たる。
「どちらさまですか?」
って聞いたみた。
「ケーサチです。」
ええ!!??!!??ケーサチ?
ケーサチ登場。
なるほど、赤色灯も回っている。
とりあえず、眠かったので免許証を提示(したくなかったけど長くなるから)して帰ってもらった。
ここで寝てて何かあったら云々だから名前と住所をメモらせてくれ云々という内容だった。
どこのケーサチも管理するのが好きなんだなあと思った。
彼らも良いことをしていると思っているんだろうなあ。
で、もう一回眠りについた。
パタタッ
しばらくして、ふと気づくと少し明るくなってた。
パタタッ
二度寝しようと横になるとまた聴こえる。
パタタッ
雨だった。
すぐに本降りになり、バラララッラッラララララッララララッッッッラララッ♪ってなった。
それを合図になんとなく出発した。
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